アウトドア用品のネット通販サイト「naturum(ナチュラム)」のオリジナルブランド「Hilander(ハイランダー)」より2021年9月ダウンフェザーシュラフが発売されました。
羽毛量600gが税込7,980円、羽毛量400gが税込6,980円とダウンシュラフとしては格安ですが、なぜこんなに安いのか?お買い得なのか?
このダウンフェザーシュラフは3シーズン対応のマミー型シュラフで、化繊のシュラフよりもコンパクトに収納できる事を最大のメリットとし、ダウンシュラフとしての性能を抑えて低価格に抑えたシュラフになります。
それでは機能面をチェックしていきましょう。
アイキャッチ画像出典 naturum
羽毛割合50%ダウン50%フェザー
ダウンシュラフの羽毛割合は通常、ダウン80%フェザー20%〜ダウン90%フェザー10%の割合となっていますが、こちらはダウンフェザーシュラフですのでダウン50%フェザー50%の割合となっていて、こうする事でコストを下げています。
それではフェザーが50%ある事のメリットやデメリットは何でしょう?
フェザーのメリット
フェザーはダウンよりもコストが安いです。
フェザーは羽根の芯がありますので、圧縮された後の復元力があります。
ダウンがふかふかに立っている状態をロフトといい、フェザーはロフトを維持する役目を持つため、フェザーが多いとロフトが良くなります。ロフトが良いとふかふかをイメージして欲しいのですが、空気量を多く含むため寒気が入りにくく保温性が高くなります。
フェザーのデメリット
フェザーはダウンよりも保温性がありません。ロフトにより空気の保温性を上げるもののダウンの持つ細かい空間が生むフィルパワーが作り上げるロフトとは質が異なるのです。
またフェザーには羽根の芯がありますので、チクチクとした肌触りが出るのと、生地から突き出てきてしまう事があります。このダウンフェザーシュラフは420Tの高密度ナイロンを生地に使用しているのでダウンフェザーが突き出にくくなっています。
こうしたデメリットから通常ダウンシュラフのフェザーの割合は10%〜20%になっています。保温力をダウンボールに求め、フェザーに張りと復元力を求めているのです。
コンパクトに収納可能
ダウンシュラフのメリットであるコンパクトに圧縮が可能なのをダウンフェザーシュラフでも低価格で実現しています。
このダウンフェザーシュラフの最大のメリットはこのコンパクト収納と軽さにあると言って良いでしょう。
長期保管用のストレージバッグが付属
ダウンボールやダウンフェザーは長時間強い力で圧縮されているとへたってしまってロフトが維持できません。長期間使わない時はゆったりと保管できるストレージバッグに収納しておく事でロフトを維持できます。
商品詳細ダウンフェザーシュラフ600
- 【シュラフ本体】
- 素材:420Tナイロン
- 羽毛量:600g
- 羽毛割合:50%ダックダウン、50%ダックフェザー
- 使用サイズ:約210×80cm
- 収納サイズ:約40×18φcm
- 重量:885g
- 使用下限温度:5℃
- シングルキルト構造
- 推奨対応身長:170-185cm
- 【保管用ストレージバッグ】
- 素材:ポリエステル100%
- サイズ:47.5×64cm
- 重量:50g
- 付属品:収納袋
商品詳細ダウンフェザーシュラフ400
- 【シュラフ本体】
- 素材:420Tナイロン
- 羽毛量:400g
- 羽毛割合:50%ダックダウン、50%ダックフェザー
- 使用サイズ:約210×80cm
- 収納サイズ:約38×16φcm
- 重量:700g
- 使用下限温度:7℃
- シングルキルト構造
- 推奨対応身長:170-185cm
- 【保管用ストレージバッグ】
- 素材:ポリエステル100%
- サイズ:47.5×64cm
- 重量:50g
- 付属品:収納袋
まとめ
ダウンフェザーシュラフは比較的暖かい時期向けの3シーズン対応のマミー型シュラフです。
ダウンフェザーを多く使う事で低価格を実現しながらダウン特有の軽くてコンパクトに圧縮可能なシュラフとなっていますので、大きくて重たい化繊のシュラフではなくて軽くてコンパクトなシュラフをお求めの方にはオススメのシュラフとなっています。
保温性を求める方はハイランダーのダウンシュラフの方をオススメします↓
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